2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[20p-A205-1~13] 6.6 プローブ顕微鏡

2022年9月20日(火) 13:00 〜 16:30 A205 (A205)

一井 崇(京大)、大塚 洋一(阪大)

16:15 〜 16:30

[20p-A205-13] 帯域増幅機構を用いた逆伝達補償法によるスキャナ応答の改善

金田 駿哉1、渡邉 信嗣2 (1.金沢大・数物、2.金沢大・WPI-NanoLSI)

キーワード:走査型プローブ顕微鏡

走査型プローブ顕微鏡におけるスキャナは機械共振を持つため、駆動には振動を抑制する必要がある。しかし従来の手法では、スキャナの一次共振周波数を超える帯域が実現できていない。例えば、スキャナの伝達関数を二次のLPF特性に近づけるという逆伝達補償を行なわれている。考案したFF制御では、減少するゲインをブーストする逆伝達補償を取り入れた。講演では本手法の制御内容を詳細に述べ、性能の限界や改善点を議論したい。