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[20p-A302-5] V字振り子を用いたヴィオラの周波数応答の測定
キーワード:ヴィオラ、ヴァイオリン、周波数応答
ヴァイオリンの周波数応答の特徴を調べる手法としてタッピングが用いられることが多い。簡易的に指の関節で楽器をコツコツとたたく方法や,インパクトハンマー用いた精密な測定方法がある。楽器製作時や楽器選びの際には,簡易的で再現性のよい測定方法があればたいへん便利である。筆者のこれまでの研究では,ガラス玉と糸を用いたV字振り子によるタッピングでヴァイオリンの周波数応答を測定し,十分に楽器の特徴を調べられることを確認している。同様にヴィオラの周波数応答も測定可能であると思われるが,ヴィオラの測定に関する報告はほとんど見られない。今回は,V字振り子によるタッピングでヴィオラの周波数応答を測定した結果について報告する。