2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.1 誘電材料・誘電体

[20p-A304-1~15] 9.1 誘電材料・誘電体

2022年9月20日(火) 13:00 〜 17:15 A304 (A304)

塚田 真也(島根大)、永田 肇(東理大)、森本 貴明(防衛大)

15:45 〜 16:00

[20p-A304-11] 成長方向の異なるメタルフリーペロブスカイト型化合物
MDABCONH4I3結晶の合成と強誘電性に関する調査

森山 拓真1、安藤 駿佑1、上野 慎太郎1、藤井 一郎1、桑原 哲夫1、和田 智志1、河智 史朗2、山浦 淳一3 (1.山梨大、2.兵庫県立大、3.高エネ研)

キーワード:圧電体、強誘電体

2018年に、金属イオンを含まないペロブスカイト型化合物であるMDABCONH4I3が合成され、さらにこの単結晶が大きな自発分極を示す強誘電体であることが、初めて報告された。ただし明瞭な分極–電場(P–E)ヒステリシスを得るためには100℃以上に昇温する必要があるなど、その強誘電性の発現機構は科学的に興味深い。我々は先行研究で報告されている{111}結晶に加え、新たに{100}結晶を得ることができたので、両者の誘電特性の比較を行った。