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△ [20p-A304-13] 酸素雰囲気で焼成した(Bi0.5Na0.5)TiO3セラミックスの電気的諸特性
キーワード:非鉛圧電セラミックス、酸素拡散
本研究では(Bi0.5Na0.5)TiO3セラミックスについて、焼成雰囲気条件と昇温レート条件をコントロールし、電気的諸特性と酸素拡散との関連について検証した。大気雰囲気の焼成では、昇温レートが100, 300 ℃/hのとき、分極反転が進まず、低いd33値を示した。一方で、大気雰囲気600 ℃/hのとき、75 pC/N程度のd33値を示した。この結果により、高い昇温レートではビスマスの揮発が抑制されたことにより、分極反転が進んだものと考えられる。