2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 最先端で活躍するガラスとガラス状態~2022 年国際ガラス年 IYOG 記念シンポジウム~

[20p-B200-1~7] 最先端で活躍するガラスとガラス状態~2022 年国際ガラス年 IYOG 記念シンポジウム~

2022年9月20日(火) 13:30 〜 17:35 B200 (B200)

早川 知克(名工大)、片山 郁文(横国大)、栗村 直(物材機構)、本間 剛(長岡技科大)、高橋 儀宏(東北大)、岸 哲生(東工大)

16:45 〜 17:30

[20p-B200-6] 【注目講演】アモルファス酸化物の半導体とその社会実装

細野 秀雄1,2 (1.東工大元素センター、2.NIMS MANA)

キーワード:アモルファス酸化物半導体、薄膜トランジスタ、ディスプレイ

アモルファスでは、欠陥や構造の乱れでフェルミレベルの制御が困難。本研究者が提唱したn 型透明アモルファス酸化物半導体(TAOS)は、ゲート電圧でEfを伝導帯の中まで移動可能で、a-Si:Hよりも一桁大きな移動度が得られる。その一つIGZO-TFTは有機 ELテレビやタブレット PC などに広範に応用されている。最近では、ポリシリコンに匹敵する移動度(~70cm2/Vs)と優れた安定性をゆうするTAOS-TFTが実現し、LTPSの応用デバイスへの展開も始まりつつある