2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[20p-C106-1~13] 12.1 作製・構造制御

2022年9月20日(火) 13:30 〜 17:30 C106 (C106)

三浦 康弘(浜松医科大)、山本 俊介(東北大)、久保野 敦史(静大)

14:15 〜 14:30

[20p-C106-3] 基板表面に寝て吸着したペンタセン分子が立ち上がる配向変化の分子動力学シミュレーションによる再現

池田 進1 (1.東北大WPI-AIMR)

キーワード:分子動力学(MD)シミュレーション、ペンタセン、配向変化

基板上におけるペンタセン薄膜成長初期過程、特に、基板表面に寝て吸着したペンタセン分子が立つ配向変化に関して、分子動力学(MD)シミュレーションで探究した。寝て吸着したペンタセン分子がMDシミュレーション中に自発的に立ち上がる確率は極めて低いが、初期条件として立った分子からなるクラスターを共存させることで、その近傍の寝た分子が立ち上がることがわかった。講演では配向変化の温度依存性に関しても報告する。