2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20p-C201-1~8] 2.2 放射線物理一般・放射線応用・発生装置・新技術

2022年9月20日(火) 13:30 〜 15:45 C201 (C201)

富田 英生(名大)

13:45 〜 14:00

[20p-C201-2] 光読み出しGlass GEMによるα線の単イベントトラッキング

藤原 健1、佐藤 泰1、三津谷 有貴2、木村 大海1、前畑 京介3 (1.産総研、2.東大工、3.帝京大)

キーワード:α線、ガス検出器、放射線イメージング

α線スペクトロメトリーは、α線核種の同定と強度が把握できるため、汚染検査や、科学分析、標的α線治療、標準供給など様々な分野で重要な役割を担っている。一方で、より詳細な汚染検査や線量分布測定をするためにはα線核種の同定だけでなく、その空間分布もリアルタイムで測定できることが望ましい。そこで本研究では、重粒子線の線量分布測定用に開発したマイクロパターンガス検出器(Glass GEM)とガスシンチレーションを組み合わせた検出器をベースに、電荷・光学ハイブリッド読み出し方式によるα線イメージング/カウント検出器を開発した。Glass GEMで取得したα線飛跡の画像をハフ変換と重み付けによる画像処理を行う事により、α線の始点と終点を特定することに成功した。