2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20p-C201-1~8] 2.2 放射線物理一般・放射線応用・発生装置・新技術

2022年9月20日(火) 13:30 〜 15:45 C201 (C201)

富田 英生(名大)

14:00 〜 14:15

[20p-C201-3] CIGS太陽電池を応用した原子力電池の放射性物質を用いない発電特性の解明

奥野 泰希1、上川 由紀子2、秋吉 優史3 (1.京大、2.産総研、3.大阪公大)

キーワード:原子力電池、CIGS太陽電池、電子線

宇宙環境で太陽光発電が使用できない環境の発電方法として、薄膜半導体素子上にβ線を放出するNi-63などの放射性物質を着けた原子力電池が開発されている。素子は放射線に晒されるため、高い放射線耐性が求められており、我々は、高放射線耐性かつ高外部量子効率を有する放射線-電力変換素子としてCuInGaSe(CIGS)太陽電池に着目している. しかし、放射性物質の取り扱いは高コストや厳しい規制があり、発電特性を取得することが困難である。そのため、本研究では、電子線加速器、放射線シミュレーション、微少輝度レーザ光源を組み合わせた放射性物質を用いない原子力電池の発電特性の解明を明らかにする。