2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.3 生体・医用光学(旧3.4)

[20p-C301-1~17] 3.3 生体・医用光学(旧3.4)

2022年9月20日(火) 13:30 〜 18:15 C301 (C301)

熊本 康昭(阪大)、南川 丈夫(徳島大)、磯部 圭佑(理研)

16:00 〜 16:15

[20p-C301-10] 誘導ラマン散乱によるヒト皮膚の水動態3Dイメージング

〇(P)水口 高翔1、ナイト クリストファ鷹也2、後藤 真紀子2、二宮 真人2、江川 麻里子2、小関 泰之1 (1.東大院工、2.資生堂)

キーワード:誘導ラマン散乱、イメージング、皮膚

皮膚は乾燥した環境に対するバリア機能を有しており、その機能や状態を理解するために、特に最外層である角層(SC)の構造と水分分布を同時に可視化することは重要である。我々はこれまで高速誘導ラマン散乱顕微鏡を用いて、乾燥させたSCにリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を浸透させた際のSC構造とPBS分布の経時変化の三次元可視化に成功した。今回、複数の検体におけるSC内PBS分布を計測し、検体ごとのPBS浸透動態の違いを調査したので報告する。