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[20p-C301-10] 誘導ラマン散乱によるヒト皮膚の水動態3Dイメージング
キーワード:誘導ラマン散乱、イメージング、皮膚
皮膚は乾燥した環境に対するバリア機能を有しており、その機能や状態を理解するために、特に最外層である角層(SC)の構造と水分分布を同時に可視化することは重要である。我々はこれまで高速誘導ラマン散乱顕微鏡を用いて、乾燥させたSCにリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を浸透させた際のSC構造とPBS分布の経時変化の三次元可視化に成功した。今回、複数の検体におけるSC内PBS分布を計測し、検体ごとのPBS浸透動態の違いを調査したので報告する。