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[20p-M206-6] 生体の神経ネットワークを用いるリザバー計算
キーワード:リザバー計算
著者らは,脳そのものを物理リザバーとみなし,計算資源として定量化することを試みてきた.力学系(リザバー)が過去の入力をどのように加工・保持しているかを示し,その情報処理を定量的に評価する指標として,情報処理容量(IPC)が用いられる.これまでに,神経細胞の分散培養系やげっ歯類の感覚野をリザバーとみなし,外部刺激に対する応答の再現性に基づいて,IPCを推定した.本研究では,神経系の可塑性によるIPCを変化させることを試みる.