2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » インマテリアルAIコンピューティング

[20p-M206-1~11] インマテリアルAIコンピューティング

2022年9月20日(火) 13:30 〜 18:15 M206 (マルチメディアホール)

田中 啓文(九工大)、松本 卓也(阪大)

16:30 〜 17:00

[20p-M206-8] 物理リザバー計算のための新しい学習手法について

中嶋 浩平1 (1.東京大学大学院情報理工学系研究科)

キーワード:物理リザバー計算、リザバー計算、非線形力学

物理リザバー計算は、物理系のダイナミクスを計算資源として活用する情報処理手法である。この手法では、一般に、物理系からよみったシグナルに対して、リードアウトを調整・学習することで所望の情報処理を実装する。この時、学習機は計算資源となるリザバーの外にあるのが一般である。ここでは、新たに学習アルゴリズムそれ自体をリザバー内部に埋め込んだ形式を提案する。こうすることで、学習自体も既存の計算機を導入することなく、物理リザバーと地続きで扱うことが可能となる。本講演では、この手法の説明から、その応用可能性までを紹介する。