2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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[21a-B101-1~5] 【現地会場のみでの開催】ペロブスカイトによる次世代材料の創成と応用展開

2022年9月21日(水) 09:30 〜 12:00 B101 (B101)

増尾 貞弘(関西学院大)、千葉 貴之(山形大学 有機材料システム専攻)

10:20 〜 10:50

[21a-B101-3] ペロブスカイト太陽電池の長寿命化をもたらすイオン液体添加技術とCsIインターカレーション技術

當摩 哲也1、Shahiduzzaman Md.1 (1.金沢大)

キーワード:ペロブスカイト、イオン液体

ペロブスカイト太陽電池には,「寿命が短い」という解決しなければならない大きな問題が指摘されている。本研究では、イオン液体(IL)を用いたMAPbI3ナノ粒子(NP)膜を成長させ、その上にトリプルカチオン(CsFAMA)のペロブスカイト前駆体溶液を製膜することで,MAPbI3 NPにより CsFAMAペロブスカイト膜が大きな粒子と高い結晶性を持つ膜に誘導・成長する手法を開発した。また、新たな長寿命化技術としてCsIインターカレーション技術も検討した。これは,MAPbI3系ペロブスカイト薄膜にヨウ化セシウム(CsI)層を真空蒸着することでCsIのインターカレーションを正確に制御し、高品質のセシウム含有ペロブスカイト薄膜を製膜する技術である。