The 83rd JSAP Autumn Meeting 2022

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Oral presentation

2 Ionizing Radiation » 2.1 Detection Devices

[21a-B201-1~11] 2.1 Detection Devices

Wed. Sep 21, 2022 9:00 AM - 12:00 PM B201 (B201)

Masato Kanasaki(Kobe Univ.), Shunji Kishimoto(KEK)

11:30 AM - 11:45 AM

[21a-B201-10] Development of the application for real-time etch pit identification

Hiroyuki Tanabe1, Takafumi Asai1, Tomoya Yamauchi1, Masato Kanasaki1 (1.Kobe Univ.)

Keywords:solid state nuclear track detector, etch pit

固体飛跡検出器は、エッチングによりイオンの飛跡を光学顕微鏡下で観察可能な程度に拡大することでエッチピットととしてイオンのシグナルを得る。本研究では、解析効率の向上のため、光学顕微鏡での観察時に、イオンのシグナルであるエッチピットとそれ以外のノイズを瞬時に判別可能なアプリケーションの開発を試みた。まず最初に、イオンが固体飛跡検出器に垂直に入射した場合に形成される真円に近い開口部形状を有するエッチピットを識別するアプリケーションを開発した。このアプリケーションでは、エッチピットのみを認識しており、画像保存と同時にその半径を取得可能であり、エッチピットの解析者に依る測定誤差をなくすことが可能となった。今後、エッチピット認識に教師あり機械学習を導入することで、検出器に対してイオンが斜めに入射した場合に形成される楕円状のエッチピット開口部の解析も可能なようにアプリケーションの改良を進める予定である。