[21a-B201-1~11] 2.1 検出器デバイス開発

[21a-B201-4] 原子核乳剤による暗黒物質検出のための事象分析

〇谷 忠昭¹、中 竜大² (1.日本写真学会フェロー、2.東邦大理)

キーワード：暗黒物質、原子核乳剤、時間分解光伝導

直径約40nmのAgBrI粒子からなる原子核乳剤で暗黒物質を検出するために、暗黒物質粒子の反跳核とAgBrI粒子の相互作用を時間分解光伝導法等で分析した。その結果、発生する電子正孔対濃度が極めて高く（約1000個／粒子）、これまでになかった再結合（直接再結合、生成する銀クラスターと臭素分子の反応）が検出感度を支配することが分かった。検出感度向上のための施策を考察した。