[21a-C102-1~11] 9.4 熱電変換

[21a-C102-4] 極細シリコンナノワイヤーの熱電効果に関する理論解析

〇(P)掘井 耀¹、植田 暁子¹、今村 裕志¹ (1.産業技術総合研究所)

キーワード：熱電効果、シリコンナノワイヤー、線形応答理論

高出力な熱電材料として、nmオーダの極細シリコンナノワイヤーが期待されており、その出力の定量的な予言が求められる。そこで我々は、その熱電効果を久保－Luttingerの熱電応答理論を用いて解析した。本研究により、不純物状態を考慮した計算は先行研究における熱電特性のキャリア密度依存性を大きく修正し、特に、化学ポテンシャルがバンド端近傍に位置するような不純物濃度において、それらに顕著な差が現れることがわかった。