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[21a-P03-10] 溶融KOH中のH2O制御によるRE–Ba–Cu–O相形成の安定化
キーワード:超伝導体、REBCO、結晶成長
溶融KOHに原料を溶かして結晶成長させるKOHフラックス法では大気中600℃程度でRE-Ba-Cu-O結晶膜の形成が可能である。しかし、溶融KOHの溶解度は含まれているH2O量に依存するため、液相状態が容易に変化してしまうことから、安定した成膜が困難であった。そこで、原料+KOH溶液のH2O量を保つことを目的とし、湿潤ガスを溶液にバブリングすることによる形成相と成膜への影響を調査した。