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[21p-A200-2] 半導体スピントロニクス材料とデバイス研究の新展開
キーワード:スピントロニクス、強磁性半導体、スピン伝導
最も重要な半導体スピントロニクス材料である強磁性半導体(FMS)とヘテロ構造およびその機能に関する研究の進展を述べる。 p型FMS [(Ga,Fe)Sb, (Al,Fe)Sb] とn型FMS [(In,Fe)As, (In,Fe)Sb] のMBE成長に成功した。これらのFe系FMSでは、Fe 濃度の増加に伴いキュリー温度は単調に増加し、禁制帯幅が狭くなるほどキュリー温度がが高くなるという新しい化学トレンドを示している。Fe濃度xが23%以上の(Ga1-x,Fex)Sbや16%以上の(In1-x,Fex)Sbでは明瞭な室温強磁性を観測した。Fe系FMSを含むヘテロ構造における新しい磁気輸送現象に関する知見も紹介する。