2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[21p-A200-1~8] スピントロニクス研究のトレンドと今後の展望 ~スピントロニクス研究会20周年記念シンポジウム~

2022年9月21日(水) 13:30 〜 17:45 A200 (A200)

松倉 文礼(東北大学)、山ノ内 路彦(北大)、岡林 潤(東大)

16:15 〜 16:45

[21p-A200-6] スピンフォトニクス

宗片 比呂夫1 (1.東工大)

キーワード:スピン、フォトニクス

「伝導電子スピン」を「偏極光(偏光)」に、また、「電気的性質」を「光学的性質」、そして、「電子デバイス」を「光デバイス」に置き換えた研究を筆者はスピンフォトニクスと呼んでいる。光照射によって物質中にスピン制御場を発生もしくは変調して、物質中を透過・反射する光を制御する、あるいは、物質中に非平衡スピン状態を作り出し、それを活用して新しい偏光や物質中を伝搬するスピン流を生み出す。これらの現象を既存デバイスの高性能化や新規な応用モデルに結びつけていく研究・開発の討論の場が本学会講演会の関連分野で、今後、根づいていくだろうか?あるいは、既に気がつかないほど静かに広がりつつあるのだろうか?
導波路対応型アイソレータや光・マイクロ波アシストHDD、加えて、光励起非平衡スピン秩序や円偏光発光・検出デバイスなどの新規応用領域への可能性などを例示しつつ、この問いを皆さまと共に考えたい。