2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[21p-A302-1~9] 11.1 基礎物性

2022年9月21日(水) 13:00 〜 15:30 A302 (A302)

柏木 隆成(筑波大)、山田 隆宏(産総研)

14:30 〜 14:45

[21p-A302-6] Bi-2212ウィスカー固有接合テラヘルツ放射素子の電磁界シミュレーション

齋藤 嘉人1,2、掛谷 一弘3、高野 義彦1,2 (1.物質材料研究機構、2.筑波大学、3.京大院工)

キーワード:ジョセフソン接合、テラヘルツ

最近、我々はBi-2212ウィスカー結晶によるテラヘルツ発振に成功し、更にワイヤグリッドを用いた偏光測定を行うことでウィスカー結晶の物質定数である屈折率がバルク単結晶と異なる事を見出した。偏光測定結果の妥当性を検証するため、今回は三次元電磁場解析ソフトを用いテラヘルツ発振固有接合列と同じ寸法を持つ完全導体パッチアンテナからの放射シミュレーションを行い実験データと比較した。その結果、発振周波数が空洞共振周波数からずれた際に偏光楕円の主軸が水平または垂直方向からオフセットを持つことを確認した。