2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[21p-B201-1~16] 15.4 III-V族窒化物結晶

2022年9月21日(水) 13:30 〜 18:00 B201 (B201)

片山 竜二(阪大)、船戸 充(京大)、正直 花奈子(三重大)

13:30 〜 13:45

[21p-B201-1] [講演奨励賞受賞記念講演] HfO2/AlN横型擬似位相整合チャネル導波路を用いた230 nm遠紫外第二高調波発生

本田 啓人1、正直 花奈子1,2、上杉 謙次郎3,4、三宅 秀人2、芹田 和則5、村上 博成5、斗内 政吉5、上向井 正裕1、谷川 智之1、片山 竜二1 (1.阪大院工、2.三重大院工、3.三重大院地域イノベ、4.三重大共創機構、5.阪大レーザー研)

キーワード:紫外、窒化物半導体、光デバイス

波長230 nm近傍の遠紫外光は人体に対し無害な消毒・殺菌用途として需要が高まっている。我々は、非線形光学材料であるAlNやGaNの極性反転積層構造からなる横型擬似位相整合(QPM)波長変換デバイスを提案してきた。このデバイスは高い波長変換効率が期待できるが、極性反転構造の作製が難しい。そこで、AlN上に線形光学材料のHfO2をスパッタリング成膜により積層させたHfO2/AlN横型QPM波長変換デバイスを提案し、比較的高い波長変換効率が期待できる理論予測のもと、遠紫外光第二高調波発生(SHG)デバイスを作製し、遠紫外光の発生を確認した。