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[21p-C102-12] Ag2Teにおける巨大な磁気抵抗の磁場依存性
キーワード:Ag2Te、磁気抵抗効果、キャリアモビリティ
Ag2Teは低温で大きな磁気抵抗,高温で超イオン伝導性を示す興味深い物質で,熱電材料としても盛んに研究が行われている.本研究では,この大きな磁気抵抗の起源を明らかにすることを目的として、Ag2Te多結晶体を合成し,磁気抵抗の磁場依存性を調べた.その結果,300 Kで,実験値は古典的なDrude-Lorentz modelによく一致した.しかし,50 K,10 Kでは1 T以上の高磁場で実験値を再現していないことがわかった.これは量子効果による可能性がある.