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[21p-P03-3] ナノホール構造を持つAg/マイカ基板の表面増強ラマン散乱
キーワード:表面増強ラマン分光法
SERS基板の高性能化を目的として、二次元材料とSERS基板を集積化するために、基板の裏面に単層グラフェンを転写した試料の表面増強ラマン散乱について調べた。銀薄膜は高真空スパッタを用い、劈開したマイカ上に堆積温度300 °Cで形成した。被験物質として10-6 Mのローダミン6G (R6G) 水溶液を用いて、ラマン分光測定を行った結果、マイカ基板の膜厚40 µm の試料でR6Gのピークを観測することに成功した。