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[21p-P09-9] Cu7TixV1−xSnS8の熱的安定性と熱電物性
キーワード:熱電変換材料、硫化物、半導体
我々は最近,閃亜鉛鉱型派生の結晶構造を有する半導体Cu7VSnS8を見出し,V5+をTi4+で置換してホールキャリア濃度を高めると673 KでのZTが0.6–0.7に達することを明らかにした。その置換系の電気抵抗率とゼーベック係数は,450 K以上で温度係数が急激に増大し,また,昇温過程と降温過程で400–673 Kにヒステリシスを示した。本研究では,それらの振る舞いの原因を熱電物性測定と熱重量・示差熱分析および粉末X線回折から調べた。