[21p-P14-1~16] 2 放射線(ポスター)

[21p-P14-15] 大面積Al₂O₃:Cr,Si,Mn TLDを用いたX線の2次元線量分布測定の検討

〇(M1)近江 和希¹、杉岡 菜津美¹、張 維珊¹、眞正 浄光¹ (1.都立大院人)

キーワード：熱蛍光線量計、線量分布、X線

本研究では、20 ㎝角のAl₂O₃:Cr,Si,MnのX線の2次元線量分布測定ツールとしての有用性を調査したので報告する。Al₂O₃:Cr,Si,Mnの線量分布は、照射野中心のプラトー領域では電離箱のデータとほぼ一致した。しかし、ベナンプラ領域で電離箱と差が生じ、特に低線量部分において顕著であった。今後は、エネルギー依存性や線量分布への変換係数の最適化を調査し、原因追及を進める。