2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[21p-P14-1~16] 2 放射線(ポスター)

2022年9月21日(水) 16:00 〜 18:00 P14 (体育館)

16:00 〜 18:00

[21p-P14-5] 集束陽子マイクロビームによる銀,ユーロピウム共添加リン酸塩ガラス線量計の蛍光飛跡検出器としての応答評価

加田 渉1、佐々木 愛加1、織茂 颯汰1、小菅 臨1、秋山 駿1、木村 成孝1、飯塚 和也1、赤上 友基1、山田 尚人2、佐藤 隆博2、花泉 修1、石井 保行2 (1.群馬大理工、2.量研機構)

キーワード:PRL、FNTD、集束イオンビーム微細加工

近年、繰り返し読出しが可能な蛍光飛跡検出器(Fluorescent Nuclear Track Detector: FNTD)が開発されている。我々はFNTDの一種として、Radio-photoluminescence (RPL) リン酸塩ガラスを検討している。一般的にRPL線量計では、即時発光は生じにくく、同材料を用いたその場評価は実現していない。他方、リン酸塩ガラス材料に添加する元素の変更と多重化により、リン酸塩ガラスの欠点を補い、即発的な応答の付与が可能である。本研究では、銀に加えてユーロピウムを添加することで、新たなリン酸塩ガラス製のデバイスを開発した。本材料を応用することで、イオンビーム微細加工技術向けの簡便なその場観察と、照射後パターンの可視化を同時に可能とする新たなデバイスの実現を目指した。