2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[21p-P17-1~18] 12.2 評価・基礎物性

2022年9月21日(水) 16:00 〜 18:00 P17 (体育館)

16:00 〜 18:00

[21p-P17-12] 電子状態計算と時間分解分光によるP3HT/PCBMの電荷分離の解析

藤田 貴敏1 (1.量研機構)

キーワード:有機薄膜太陽電池、電子状態計算、時間分解分光

過渡吸収分光法や2次元電子分光法などの時間分解分光法は有機半導体材料の光物理過程を解析するための強力な実験手法である。測定された分光シグナルと励起子やキャリアのダイナミクスとの関係を明らかにするためには、理論・計算の併用が必要不可欠である。そこで我々は第一原理法による高精度励起状態計算・波動関数の実時間発展法・分光理論を組み合わせることで、有機半導体材料の分光シグナルを計算するための理論枠組みの整備を行っている。本研究では、開発している計算手法をP3HT/PCBMのアモルファス構造に対して適用した例について報告する。