2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[21p-P17-1~18] 12.2 評価・基礎物性

2022年9月21日(水) 16:00 〜 18:00 P17 (体育館)

16:00 〜 18:00

[21p-P17-17] 有機アモルファス膜表面に生じるナノ・マランゴニ効果を用いた表面Tg評価

〇(B)山林 恵士1、小谷 和馬1、辻岡 強1 (1.大阪教大)

キーワード:表面ガラス転移点、マランゴニ効果、ジアリールエテン

ガラス転移点(Tg)は、有機デバイスの結晶化や熱安定性に関わる重要な物性である。我々は、ジアリールエテン膜にルブレン分子を微量蒸着し、局所的な表面張力の変化に基づくナノ・マランゴニ効果を用いて表面Tgを評価した。その結果、Tgは最表面から深さ方向で指数関数的に変化し、最表面のTgはバルクTgより100℃程度低いことが判明した。本発表では、本手法の詳細なメカニズム及びその一般性について報告する。