2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[21p-P18-1~40] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2022年9月21日(水) 16:00 〜 18:00 P18 (体育館)

16:00 〜 18:00

[21p-P18-15] シリコンナノ多孔粒子負極を用いたリチウムイオンバッテリーのサイクル寿命改善

立花 孝通1、佐藤 慶介1、深田 直樹2 (1.東京電機大学、2.物質・材料研究機構)

キーワード:リチウムイオン電池

現在主流の負極活物質にはグラファイトが用いられているが、シリコン膜やシリコンナノ粒子に置き換えることで比容量を10倍以上 (4,200mAh g-1)に拡張でき、低い動作電位 (0.5 V vs. Li/Li+)を得ることができる。しかしながら、負極を構成するシリコンと導電助剤の比率の制限によりサイクル寿命を安定化した状態で容量を向上させることができていない。本研究では、シリコンナノ粒子を多孔質化し、ナノ粒子表面にリン添加を行うことで容量の向上を図った。