2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[21p-P18-1~40] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2022年9月21日(水) 16:00 〜 18:00 P18 (体育館)

16:00 〜 18:00

[21p-P18-21] ペロブスカイト量子ドットを導入した農業用波長変換フィルムの創製

菊池 圭祐1、大下 直晃1、浅倉 聡2、千葉 貴之3,4、増原 陽人1,4 (1.山形大院理工、2.伊勢化学、3.山形大院有機シス、4.山形大有機材料シスセ)

キーワード:ペロブスカイト、量子ドット、波長変換フィルム

農業用波長変換フィルムは、農作物に有害な紫外線を、可視光に変換することで光合成を促進させる。しかし、従来材料(有機・無機蛍光体)は、変換可能な波長域が限定され、栽培可能な品種も制限されていた。これに対し本研究では、構造中のハロゲン組成の緻密な制御により、波長を可視光全域に任意に変換可能であるペロブスカイト量子ドットを波長変換材料として採用し、農業用途に適した波長変換特性を有するフィルムを作製した。