2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.5 デバイス/配線/集積化技術

[22a-A102-1~11] 13.5 デバイス/配線/集積化技術

2022年9月22日(木) 09:00 〜 11:45 A102 (A102)

モラル ダニエル(静大)

10:15 〜 10:30

[22a-A102-6] 物理形成量子ドット中のシリコン正孔スピンの時間制御操作と 動作温度の向上

吉川 拓弥1、鈴木 優作1、Ibad Sayyid1、西山 伸平1,2、加藤 公彦2、柳 永勛2、村上 重則2、森 貴洋2、溝口 来成1、米田 淳1、小寺 哲夫1 (1.東工大工、2.産総研)

キーワード:スピン量子ビット、シリコン量子コンピュータ、物理定義型量子ドット

大規模な量子コンピュータの実現に向け、スピン量子ビットの高温操作と高忠実度な量子操作を両立することが課題となっている。本研究では物理形成量子ドットを用い、正孔スピンをスピン閉塞下で制御することによりスピン由来の電流振動を観測した。環境温度を900 mKまで上昇し、同様の時間測定を行っても電流振動が確認できたことから、正孔スピン物理形成量子ドットの高温動作が期待される。