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[22a-A102-6] 物理形成量子ドット中のシリコン正孔スピンの時間制御操作と 動作温度の向上
キーワード:スピン量子ビット、シリコン量子コンピュータ、物理定義型量子ドット
大規模な量子コンピュータの実現に向け、スピン量子ビットの高温操作と高忠実度な量子操作を両立することが課題となっている。本研究では物理形成量子ドットを用い、正孔スピンをスピン閉塞下で制御することによりスピン由来の電流振動を観測した。環境温度を900 mKまで上昇し、同様の時間測定を行っても電流振動が確認できたことから、正孔スピン物理形成量子ドットの高温動作が期待される。