2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22a-A105-1~11] 12.7 医用工学・バイオチップ

2022年9月22日(木) 09:00 〜 12:00 A105 (A105)

須田 隆夫(熊本高専)、三井 敏之(青学大)

11:45 〜 12:00

[22a-A105-11] 塩添加による血清中αシヌクレイン重合体のリポソーム固定化センサにおける検出能力向上の検討

〇(M2)紙谷 虎太郎1、澤村 正典2、山門 穂高2、高橋 悠矢1、Werner Carl Frederik1、野田 実1 (1.京工繊大、2.京都大)

キーワード:バイオセンサ、リポソーム、αシヌクレイン

αシヌクレイン(αSyn)は、パーキンソン病(PD)発症の原因物質とされている。我々はPDの早期診断を目的として、センサ上にリポソームを固定化し溶液中のαSyn重合体を検出する手法を開発してきた。本研究では、主にQCMセンサを使用して塩添加による検出能力の向上を検討し、実際に患者血清を測定することで検出能力の確認を行った。その結果、血清ごとに差異が見られるものの、PD患者と非PD患者の変化の傾向は異なり血清の識別能力が示唆された。