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△ [22a-A105-11] 塩添加による血清中αシヌクレイン重合体のリポソーム固定化センサにおける検出能力向上の検討
キーワード:バイオセンサ、リポソーム、αシヌクレイン
αシヌクレイン(αSyn)は、パーキンソン病(PD)発症の原因物質とされている。我々はPDの早期診断を目的として、センサ上にリポソームを固定化し溶液中のαSyn重合体を検出する手法を開発してきた。本研究では、主にQCMセンサを使用して塩添加による検出能力の向上を検討し、実際に患者血清を測定することで検出能力の確認を行った。その結果、血清ごとに差異が見られるものの、PD患者と非PD患者の変化の傾向は異なり血清の識別能力が示唆された。