2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.2 スピン基盤技術・萌芽的デバイス技術

[22a-A205-1~11] 10.2 スピン基盤技術・萌芽的デバイス技術

2022年9月22日(木) 09:00 〜 12:00 A205 (A205)

谷口 知大(産総研)、軽部 修太郎(東北大)

10:15 〜 10:30

[22a-A205-6] 立方異方性材料を用いたマグノン量子凝縮の生成過程の研究

〇(M2)小田 鴻志1、Scheike Thomas2、介川 裕章2、関口 康爾1 (1.横浜国大院、2.物材機構)

キーワード:スピントロニクス、ブリルアン散乱分光法、マグノン

マグノン量子凝縮は、極低温環境の制約がある量子コンピュータに新たな展開をもたらす可能性をもつ一方、熱安定性を有する材料の探索が必要となる。鉄単結晶は従来材料のイットリウム鉄ガーネットと比較して熱安定性に優れるが、立方異方性材料を用いたマグノン凝縮は未だ理解されていない。本講演では、鉄単結晶に励起したマグノンを時間分解ブリルアン散乱分光法により解析し、立方異方性材料中のマグノン生成について報告する。