2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.3 臨界電流,超伝導パワー応用

[22a-A304-1~9] 11.3 臨界電流,超伝導パワー応用

2022年9月22日(木) 09:00 〜 11:30 A304 (A304)

小田部 荘司(九工大)、末吉 哲郎(九州産業大)

10:30 〜 10:45

[22a-A304-6] 直流送電用超伝導ケーブルコアの自己磁界分布測定

筑本 知子2、大倉 大佑1、山口 作太郎2、シュシキン オレグ3 (1.中部大工、2.中部大超伝導センター、3.IPP-CAS)

キーワード:超伝導、超伝導ケーブル、磁場分布

超伝導の抵抗ゼロという特性を生かした超伝導直流送電システムは、低電圧・低損失で大容量かつ長距離送電が原理的に可能であることから、実用化が望まれている。超伝導ケーブルコアは百本近くの超伝導線材を束ねることにより大電流化が図られるが、超伝導の臨界電流は磁界依存性をもつことから、自己磁界による影響を受けると考えられる。しかしながら、超伝導ケーブルコアの自己磁界分布に関する実測に関する報告はほとんどない。
そこで、本研究ではケーブルコアにおける自己磁界分布の測定法の確立と基礎特性の把握のため、ケーブルコアの任意の線材に通電条件を変えながら通電し、ホール素子を走査させてケーブル周囲の磁場分布測定を行ったので、その結果について報告する。