2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

22 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」 » 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[22a-C102-1~8] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2022年9月22日(木) 09:45 〜 12:00 C102 (C102)

野村 政宏(東大)

09:45 〜 10:00

[22a-C102-1] [講演奨励賞受賞記念講演] 感温塗料を用いたロックインサーモリフレクタンスの高感度化と熱スピン効果測定への適用

髙萩 敦1、井口 亮2、長野 方星1、内田 健一2,3,4 (1.名大、2.NIMS、3.東北大金研、4.東北大CSRN)

キーワード:スピンカロリトロニクス、サーモリフレクタンス、計測技術

サーモリフレクタンス法はナノスケール熱動態の理解だけでなく熱スピン効果の測定にも有用である。本研究ではサーモリフレクタンス法の感度向上のため、一般的な反射材料(金属薄膜)ではなく、温度に依存して色が大きく変化する感温塗料を導入する。本講演では、感温塗料を用いたロックインサーモリフレクタンス法で熱スピン効果を測定し、様々な周波数・温度領域での計測から、測定感度の向上を確認した結果について報告する。