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[22a-C205-8] 東京大学MALTの現状 - 2022年秋 -
キーワード:加速器質量分析、ウラン236
東京大学総合研究博物館タンデム加速器施設MALTは米国NEC社製ペレトロン5UD加速器を運用している。例年加速器運転時間のおよそ3分の2が加速器質量分析に充てられている。236U-AMSは2022年2月に従来のガスカウンターに加えてTOF検出器を導入し、TOF-E測定によりバックグラウンドの飛躍的な低減に成功した。バックグラウンドはガスカウンターのみを用いた時の236U/238U = 3 x 10-10から2桁低減し3.4 x 10-12となった。本講演ではこのシステムを用いて福島土壌の236Uの分析を行った結果を紹介する。