2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

CS コードシェアセッション » 【CS.1】 2.3 加速器質量分析・加速器ビーム分析 、7.5 イオンビーム一般のコードシェア

[22a-C205-1~10] CS.1 2.3 加速器質量分析・加速器ビーム分析 、7.5 イオンビーム一般のコードシェア

2022年9月22日(木) 09:15 〜 12:00 C205 (C205)

土田 秀次(京大)、山形 武靖(東大)

11:15 〜 11:30

[22a-C205-8] 東京大学MALTの現状 - 2022年秋 -

山形 武靖1、Zheng Li2、徳山 裕憲1、土屋 陽子1、戸谷 美和子1、松崎 浩之1,2 (1.東大MALT、2.東大院・工)

キーワード:加速器質量分析、ウラン236

東京大学総合研究博物館タンデム加速器施設MALTは米国NEC社製ペレトロン5UD加速器を運用している。例年加速器運転時間のおよそ3分の2が加速器質量分析に充てられている。236U-AMSは2022年2月に従来のガスカウンターに加えてTOF検出器を導入し、TOF-E測定によりバックグラウンドの飛躍的な低減に成功した。バックグラウンドはガスカウンターのみを用いた時の236U/238U = 3 x 10-10から2桁低減し3.4 x 10-12となった。本講演ではこのシステムを用いて福島土壌の236Uの分析を行った結果を紹介する。