2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[22a-P03-1~11] 6.6 プローブ顕微鏡

2022年9月22日(木) 09:30 〜 11:30 P03 (体育館)

09:30 〜 11:30

[22a-P03-2] フェーズロックループを用いた走査型トンネル顕微鏡のノイズ低減手法

阿部 真之1、山下 隼人1、神野 崇馬1、土岐 博1 (1.阪大基礎工)

キーワード:走査型トンネル顕微鏡、電源ノイズ、PLL

走査型トンネル顕微鏡の測定において問題となる、電源に起因する信号線のノイズを低減する実験的手法を提案する。測定システムの帯域幅を制限することなくS/N比を向上させることが可能である。信号線に誘導される電源ノイズを打ち消すために、電源線の周波数に同期した正弦波とその高調波を使用する。この同期信号を生成するために、フェーズロックループを用いた。同期信号の振幅と位相を調整し、信号線に付加することで電源ノイズを打ち消す。この方法を走査型トンネル顕微鏡の実験に適用し、画質を向上させることに成功した。