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[22p-A101-2] 光誘起力顕微鏡による有機薄膜pn接合の光誘起力と光起電力の同時測定
キーワード:光誘起力、光起電力
光誘起力顕微鏡(PiFM)は、原子間力顕微鏡をベースとして、探針-試料間にレーザー光を照射し、探針-試料間に働く局在場光の勾配を力として検出する装置である。一方、有機薄膜pn接合は、太陽電池やOLEDに代表される有機薄膜エレクトロニクスの重要な構成要素であり、その光学特性を知ることは非常に重要である。しかし、有機薄膜pn接合に光を照射した場合に生じる、光起電力に起因する静電気力は、理論上光誘起力とクロストークしているが、この点についてこれまで十分に議論されていない。そこで、本研究では、PiFMを用いて、ペンタセン薄膜上にフラーレン薄膜を蒸着した有機薄膜pn接合上での光誘起力と光起電力の同時測定を試みた。