2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.4 医用応用

[22p-A102-1~17] 2.4 医用応用

2022年9月22日(木) 13:00 〜 17:45 A102 (A102)

村石 浩(北里大)、高橋 美和子(量研機構)

15:00 〜 15:15

[22p-A102-8] 医用コンプトンカメラ標準性能評価法開発とフルリング型装置への適用

田島 英朗1、赤松 剛1、田久 創大1、錦戸 文彦1、吉田 英治1、高橋 美和子1、山口 充孝1、河地 有木1、酒井 真理2、黒澤 俊介3、島添 健次4、武田 伸一郎4、山谷 泰賀1 (1.QST、2.群馬大、3.東北大、4.東京大)

キーワード:コンプトンカメラ、医用イメージング、標準性能評価法

コンプトンカメラを用いたコンプトンイメージングは,PET,SPECTに続く新しい核医学診断装置のモダリティとして注目されており,様々な研究機関において高性能化を目指した研究開発が進められている。一方で,医療機器として実臨床で用いるには,限られた撮像時間で診断に足る画質と定量精度が得られる等の性能要求がある。我々は,医用コンプトンカメラの標準性能評価法として,エネルギー分解能,感度,及びイメージング性能(解像度,コントラスト,ノイズ)の評価法を規定し,評価用の線源を開発した。現在,QST未来ラボ「量子核医学イメージング拠点形成グループ」の活動として,国内の様々な拠点で開発されたコンプトンカメラの評価を進めている。本発表では,フルリング型装置であるWGI試作機の評価結果を報告する。