2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22p-A105-1~20] 12.7 医用工学・バイオチップ

2022年9月22日(木) 13:00 〜 18:45 A105 (A105)

宮本 浩一郎(東北大)、笹川 清隆(奈良先端大)、山下 一郎(阪大)、野田 実(京工繊)

16:30 〜 16:45

[22p-A105-13] 酵素カスケード反応を用いたバイオ蛍光式メタノールセンサの開発

〇(M2)堀口 勇貴1、岩崎 芳菜子1、飯谷 健太1、當麻 浩司1,2、荒川 貴博1,3、三林 浩二1 (1.医科歯科大、2.芝浦工大、3.東京工科大)

キーワード:バイオセンサ、バイオ蛍光法、メタノール

腸内細菌叢は栄養吸収や免疫機能とも関連することから、その状態評価は疾病予防や健康管理に重要と考えられる。主要な細菌であるBacteroidetes門は食物繊維の分解過程でメタノールを生成するため、体液中のメタノールを選択的かつ高感度に計測できれば、糞便の採取を伴う従来法に比べて簡便かつ非侵襲的な腸内細菌の状態評価が期待できる。そこで本研究では、2種の酵素のカスケード反応にてメタノールを測定するバイオ蛍光センサを開発した。