2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[22p-A106-1~15] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2022年9月22日(木) 13:00 〜 17:45 A106 (A106)

住友 弘二(兵庫県立大)、淺川 雅(金沢大)、三宅 丈雄(早大)

15:00 〜 15:15

[22p-A106-7] インフルエンザウイルスHAとFab抗体の複合体に関するMD-FMO連携計算による解析#2

北原 駿1、秋澤 和輝1、奥脇 弘次1、土居 英男1、山本 詠士2、平野 秀典2、泰岡 顕治2、森 義治3、田中 成典3、望月 祐志1,4 (1.立教大理、2.慶應大理工、3.神戸大院シス情、4.東大生研)

キーワード:鳥インフルエンザウイルス、MD-FMO連携計算、CP分解

インフルエンザHAとFab抗体の複合体に関する、MD-FMO連携計算による解析を行いました。今年の春の本討論会で行った動的構造と静的構造のIFIEの比較に引き続き、今回は動的構造の界面に関するHA残基、Fab残基、タイムステップからなる3次元テンソルを作成し、CP分解による残基の寄与度の高い残基の特定を行いました。Asp63とArg94の寄与度がそれぞれHA側、Fab側で特に高く、重要であることが分かりました。また、各タイムステップのIFIEテーブルごとのSVD寄与度の時間変化では、界面水の関与の大きい残基について、寄与の内訳の変化が確認できました。