2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[22p-A301-1~15] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2022年9月22日(木) 13:30 〜 17:45 A301 (A301)

中岡 俊裕(上智大)、須藤 祐司(東北大院)、牧野 孝太郎(産総研)

15:15 〜 15:30

[22p-A301-7] 透過・反射分光法によるGe2Sb2Te5薄膜の屈折率評価

後藤 民浩1 (1.群馬大理工)

キーワード:相変化メモリ材料、透過・反射分光法、屈折率

結晶化率により物性値が大きく変化するGe2Sb2Te5薄膜は、相変化メモリ材料として応用が進んでいる。高抵抗から低抵抗への遷移は高電界現象であり、ギャップ内準位が重要な働きをすると考えられる。これまで不明だったGe2Sb2Te5薄膜のギャップ内準位情報を、光熱偏向分光法(PDS)を用い、明らかにしつつある。一方、PDSによる欠陥密度の定量評価には、試料の正確な屈折率が必要である。本研究では、可視光から赤外光までの幅広い波長領域の光透過率・反射率を調べ、Ge2Sb2Te5薄膜の屈折率の見積もりを行った。