2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 特色ある分光評価法による半導体発光材料・光物性再訪:新しい展開を目指して

[22p-B102-1~10] 特色ある分光評価法による半導体発光材料・光物性再訪:新しい展開を目指して

2022年9月22日(木) 13:30 〜 17:30 B102 (B102)

小島 一信(阪大)、山田 泰裕(千葉大)

15:30 〜 15:45

[22p-B102-6] 偏光分解ポンプ・プローブ顕微鏡を用いた二次元層状ハライドペロブスカイトにおける励起子スピンイメージング

湯本 郷1、関口 文哉1、橋本 塁人1、中村 智也1、若宮 淳志1、金光 義彦1 (1.京大化研)

キーワード:二次元ハライドペロブスカイト、顕微分光、励起子スピン

二次元層状ハライドペロブスカイトは、室温における励起子スピン輸送に向けた興味深い二次元物質系である。そこで我々は、偏光分解ポンプ・プローブ顕微鏡を開発し、その励起子スピンの時空間ダイナミクスを室温で観測した。強励起条件では励起子多体相互作用により、励起子スピンの空間パターンがリング状になると同時に、高速な励起子スピン輸送が生じていることを見出した。講演ではその詳細について報告する。