2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 ナノ領域光科学・近接場光学(旧3.12)

[22p-P04-1~15] 3.11 ナノ領域光科学・近接場光学(旧3.12)

2022年9月22日(木) 13:30 〜 15:30 P04 (体育館)

13:30 〜 15:30

[22p-P04-8] ランダムに発生する金属ナノ粒子の拡散方程式に基づく配置パターン予測

垣内 晴也1、松山 哲也1、和田 健司1、岡本 晃一1 (1.阪公大院工)

キーワード:金属ナノ構造、プラズモニクス

電子線描画などを用いれば周期的で形状が揃ったプラズモン共鳴を起こす金属ナノ構造を作製することが可能だが、多大なコストと時間がかかり大量生産に不向きであるため、実用化に至っていない場合が多い。そこで、私たちの研究グループでは、低コストで大面積に金属ナノ構造を作製するために金属薄膜を熱処理することで、ナノ構造を作製する手法を採用している。ただし、技術的なトレードオフとして、ランダムにナノ構造が発生してしまうため、その配置パターンの予測が難しいという課題を抱えていた。本研究では、拡散方程式に基づくシミュレーションコードを作成し、ランダムなナノ粒子のパターン形成を予測・制御することを試みた。