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[23a-C206-4] 強相関電子系1T-TiSe2におけるコヒーレントフォノンダイナミクス
キーワード:強相関電子系、光誘起相転移、電荷密度波
本研究では,室温環境下半金属相である1T-TiSe2バルク単結晶に対して,フェムト秒パルスレーザーを用いた反射型ポンプ・プローブ分光法によりコヒーレントフォノン信号を解析した。その結果,低温相であるCDW相に特有のフォノンが観測された。この結果は、強い光電場により過渡的に構造変化や電子秩序の変化が起こり,室温環境下であるにも関わらず過渡的なCDW相が形成されることを示唆している。