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[23a-C302-8] 飽和吸収分光を用いた133Cs D線の偏光および磁界依存性
キーワード:レーザ、分光学、セシウム
本研究ではアルカリ金属の133Csを対象として、適当な偏光構成に磁界を印加して非常に弱いPump光を用いたときの飽和吸収スペクトルを観測した。特に,6S1/2 [F=2] → 6P2/3 [F’ =3]において適当な偏光構成で興味深い結果が得られた。その得られた結果について考察するのに他の遷移についても様々な偏光構成と磁界の条件で測定を試みた。また、Zeeman副準位間の遷移確率をWigner-Eckartの定理より求めた。さらに、Clebsch-Gordan係数により遷移間の強弱を定量的に把握することができた。