2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

FS フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[23a-M206-1~10] FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2022年9月23日(金) 09:00 〜 12:00 M206 (マルチメディアホール)

佐藤 昇男(NTT)

11:00 〜 11:15

[23a-M206-7] イベントデータを処理するリザバーコンピューティング向け不揮発性メモリとSRAMを用いたハイブリッドComputation-in-Memory

越能 俊介1、松井 千尋1、竹内 健1 (1.東京大工)

キーワード:リザバーコンピューティング

Reservoir Computing のための不揮発性メモリ(NVM)と SRAM のハイブリッド型 Computation-in-Memory(CiM) を提案する。リザーバコンピューティングのみによってイベントデータを認識する提案である。提案するリザーバコンピューティングは、イベントベースビジョンセンサー(EVS)のジェスチャーデータセットに対して、迅速な学習により87.9%の認識精度を達成した。また、メモリエラーを詳細に解析した結果、EVSジェスチャーとMNISTの両方で0.1%のビットエラー率(BER)を許容することを確認した。NVMとSRAMのハイブリッドCiMを提案し、各層の重みの誤差許容度に基づいてメモリの種類を最適化する。CiMのメモリセルアレイ面積は89.2%減少し、NVMの0.1%のBERを許容することができる。