[23p-A101-1~13] 3.11 ナノ領域光科学･近接場光学（旧3.12）

[23p-A101-1] SERS測定のための粒子間制御アルキル鎖金ナノ粒子二量体の融合機構

〇江刺家 恵子¹、三友 秀之²、斎木 敏治¹ (1.慶大理工、2.北大電子科学研)

キーワード：金ナノ粒子、ラマン、二量体

金ナノ粒子にアルキル鎖長の異なるアルカンチオールを修飾し、液中においてナノ粒子複合体(二量体、三量体)の作製を行っている。この複合体は粒子間距離をアルキル鎖長により制御が可能である。二量体のSERS測定では粒子間ギャップの減少にともない系統的にラマン散乱強度は増大するが、極狭い二量体においては融合により電場増強効果の低減が起こる。融合を回避しつつ極小ギャップを実現できる溶媒環境最適化の報告を行う。