2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[23p-A105-1~13] 12.7 医用工学・バイオチップ

2022年9月23日(金) 13:30 〜 17:00 A105 (A105)

太田 淳(奈良先端大)、木野 久志(東北大)

16:45 〜 17:00

[23p-A105-13] 高精細スマートスキンディスプレイ用微小ピクセル回路の開発

〇(M2)有賀 優太1、杜 邦1、梁 耀淦1、中村 浩平1、王 勝瑋1、井上 文太1、木野 久志2、福島 誉史1、清山 浩司3、田中 徹1,2 (1.東北大学院工、2.東北大学院医工、3.長崎総合科学大院工)

キーワード:スマートスキンディスプレイ

近年、皮膚からの反射光や透過光を利用して脈波やSpO2を計測する光電容積脈波記録法(PPG)が多くのウェアラブル機器で使用されている。特に、柔軟なポリマー基板に埋め込んだPPGデバイスは生体適合性に優れており,医療・ヘルスケア用途のフレキシブハイブリッドエレクトロニクスで重要な役割を果たしている。我々は計測したPPG信号に応じてパルス信号を生成するLPC (Light-to-Pulse Width Converter)回路と表示用LEDを用いて、皮下血管を表示するスマートスキンディスプレイを提案している。表示用LEDはチップ裏面に積層され、チップ内の駆動回路によって制御する。そこで本研究では、インバータ増幅器ベースのLPC回路を搭載した170×170 µm2の小面積ピクセル回路を新たに設計し、12×12画素のピクセルアレイチップを作製した。