[23p-B203-1~13] 17.3 層状物質

[23p-B203-2] 強磁性を示す二次元多結晶層状物質MoS₂における非対称線形磁気抵抗

〇宗田 伊理也¹、白倉 孝典¹、ファム ナムハイ¹、角嶋 邦之¹、筒井 一生¹、若林 整¹ (1.東工大)

キーワード：二次元層状物質、遷移金属カルコゲナイド、スピントロ二クス

三次元強磁性体は安定した不揮発性を持つが、状態の変更に大きなエネルギーを要する。二次元強磁性体は、層数による強磁性/反強磁性の変化など、磁気秩序が変化しやすい。このため、安定した不揮発性を持ちながら、低エネルギーによる状態の変更に期待が持てる。本研究では、強磁性を示す多結晶MoS₂において磁気抵抗効果を測定し、通常の偶対称の正の磁気抵抗を観測した。それ以外に、非対称な線形の磁気抵抗も観測された。詳細は当日、報告する。